令和4年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第18問を解説します。
問18:事業継続に関する問題
BCM (Business Continuity Management)において考慮すべきレジリエンスの説明はどれか。
ア 競争力の源泉となる、他社に真似のできない自社固有の強み
イ 想定されるすべてのリスクを回避して事業継続を行う方針
ウ 大規模災害などの発生時に事業の継続を可能とするために事前に策定する計画
エ 不測の事態が生じた場合の組織的対応力や、支障が生じた事業を復元させる力
イ 想定されるすべてのリスクを回避して事業継続を行う方針
ウ 大規模災害などの発生時に事業の継続を可能とするために事前に策定する計画
エ 不測の事態が生じた場合の組織的対応力や、支障が生じた事業を復元させる力
解説
ア
コアコンピタンスの説明です。成長の核となる能力という表現をすることもあります。
イ
BCM(Business Continuity Management)の説明です。日本語では事業継続マネジメントと表現されます。
不測の事態で事業が中断しないように策を打ったり、もし中断した場合には速やかに復旧できるように体制を整えておくなど、運用/マネジメントを行うことです。
ウ
BCP (Business Continuity Plan)の説明です。日本語では事業継続計画と表現されます。
「事業の継続」を目的に定める具体的な行動のことです。
BCMは運用/マネジメントを幅広く対象としているのに対し、BCPは事業継続の具体的な計画や手順をさします。
エ
レジリエンス(復元力)の説明です。
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