ITストラテジストの過去問を解説!令和4年度(2022年度)春期 午前2(問8)

ソフトウェア技術
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令和4年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第8問を解説します。

問8:マーケティング手法に関する問題

コーズリレーテッドマーケティングの特徴はどれか。

ア 顧客との継続的な取引関係を構築して維持することによって、顧客生涯価値を高め、企業収益に貢献する
イ 顧客の許可を得てから勧誘や広告活動を行うことによって、顧客との長期的な信頼関係や友好関係の形成を重視する
ウ 売上の一部をNPO法人に寄付するなど、社会貢献活動を支援する信条をアピールし、販売促進につなげる
エ 蓄積された顧客情報を分析することによって、見込み客の特定、的確な提案、顧客の販売促進や顧客のロイヤルティ向上などに役立てる



解説

ア 

顧客との関係を継続する点に着目していることから、CRM(Customer Relationship Management;顧客関係管理)の説明と言えます。

CRMの類似の概念にSFA(Sales Force Automation;営業支援システム)があります。
CRMは自社と顧客との関係を管理することに特化しています。顧客の会社名や連絡先、担当者、購買履歴、問合せ履歴を蓄積する顧客管理、顧客情報を元にした顧客分析、プロモーション・営業活動の履歴管理など、売った後の活動が多いです。
一方SFAは営業活動全体を対象とします。そのため営業担当者の日報やタスク管理のほか、見積書や契約書の作成支援、売上・損益の予実績管理を含みます。

イ 

顧客の許可を得ることから、パーミッションマーケティング(Permission Marketing)の説明と言えます。

従来からあるメールや営業電話等による広告は、その商品やサービスの必要性を感じていない人にっては強引に押し付けられている、時間を奪われているように感じ、結果顧客からの印象を悪くすることがあります。一方で予め許可・承諾を得ていれば強引さを感じさず、さらに顧客からのレスポンス率が高いと言われているため、効率的なマーケティング・コミュニケーションが可能となります。

ウ 

社会貢献活動やその信条を自社や商品・サービスを結びつけることで販推効果を狙っているので、コーズリレーテッドマーケティング(Cause Related Marketing)の説明と言えます。

企業イメージ向上や知名度拡大に役立つことがありますが、企業の売上や利益のために社会貢献活動がダシに使われているという批判もあり、商材によってはリスクがあるマーケティング手法と考えることもできます。

エ 

蓄積された顧客情報をロイヤルティ向上に役立てることから、CRM活動の一環でしょうか。

正解は ウ です
平成29年度(2017年度)秋期 ITストラテジスト試験午前2問9で出題された過去問です。

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