令和4年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第3問を解説します。
問3:データ分析手法に関する問題
ある企業では、顧客データについて、顧客を性別、年齢層、職業、年収など複数の属性を組み合わせてセグメント化し、蓄積された大量の購買履歴データに照らして商品の購入可能性が最も高いセグメントを予想している。このとき活用される分析手法はどれか。
ア ABC分析
イ SWOT分析
ウ 競合分析
エ 決定木分析
イ SWOT分析
ウ 競合分析
エ 決定木分析
解説
ア ABC分析
ABC分析とは、分析対象データを一覧に並べ、ある基準となる項目の値が大きい(小さい)順に並べ替え、優先度付けをする手法です。
イ SWOT分析
SWOTとは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字をとったものです。自社の製品やサービスの置かれた状況を内部の視点と外部からの視点と、プラス要素とネガティブ要素の視点で分析をするときに使う手法です。例を次に示します。
ウ 競合分析
競合分析とは、調査によって自社と競合他社を比較し、強みや弱みを明らかにする分析手法です。その結果は、自社の経営判断や戦略策定に活用することが一般的です。
エ 決定木分析
決定木分析とは、蓄積された分析対象のデータをある観点(属性)ごとに分類し、さらに別の属性で分類するということを繰り返し、結論を導く分析手法です。
自社サービスを年間契約した顧客がどのような属性を持つか、つまり自社サービスはどのような人に長く使ってもらえる可能性があるのかを決定木分析する場合の例を次に示します。
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