ITストラテジストの過去問を解説!令和4年度(2022年度)春期 午前2(問14)

ソフトウェア技術
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令和4年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第14問を解説します。

問14:イノベーションに関する問題

プロダクトイノベーションの例として、適切なものはどれか。

ア シックスシグマの工程管理を導入し、製品品質を向上させる。
イ ジャストインタイム方式を採用し、部品在庫を減らす。
ウ 製造方法を見直し、コストを下げた製品を製造する。
エ マルチコアCPUを採用し、高性能で低消費電力の製品を開発する。



解説:イノベーション

イノベーション(Innovation)とは、これまで見られなかったほどの革新的な製品やサービス、事業を開発して、問題の解決や価値提供をすることです。

イノベーションは次の5つに分類することができます。

プロダクトイノベーション

これまでにない製品やサービスによって新しい価値を提供すること

プロセスイノベーション

製品の生産方式、流通など途中工程に新しい仕組みを取り入れ、効率化・合理化を進めること

マーケットイノベーション

自社のこれまでと異なる市場に参入したり、マーケティング活動によって新たに顧客や販路を開拓すること

サプライチェーンイノベーション

製品の原料・素材の供給源とその供給ルートを新たに開拓し、製品の安定供給に寄与すること

オーガニゼーションイノベーション

組織体系を大幅に見直し、自社だけでなく他社にも影響を与えること

解説

ア 

途中の工程管理に新しい手法を導入しているので、プロセスイノベーションといえます。

イ 

ジャストインタイム方式とは、製品の生産管理手法の一つです。途中の生産工程に変更を加えているので、プロセスイノベーションといえます。

令和3年度(2021年度)春期 ITストラテジスト試験午前2問15ジャストインタイム方式に関する問題が出題されています。

ウ 

製造方法(生産工程)に変更を加えているので、プロセスイノベーションといえます。

エ 

新しい製品開発に言及しているので、プロダクトイノベーションといえます。

正解は エ です
本設問は平成29年度(2017年度)秋期 ITストラテジスト午前2問15で出題された過去問です。

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