令和4年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第9問を解説します。
問9:分析手法に関する問題
マーケットバスケット分析の説明はどれか。
ア POSシステムなどで収集した販売情報から、顧客が買い物をした際に同時に購入した商品の組合せを見つける。
イ 網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して、人口、購買力など様々なデータを集計し、より細かく地域の分析を行う。
ウ 一定の目的で地域をいくつかに分割し、各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い、地域の傾向や実態を把握する。
エ 商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ、その累計比率から商品を三つのランクに分けて分析し、売れ筋商品を把握する。
イ 網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して、人口、購買力など様々なデータを集計し、より細かく地域の分析を行う。
ウ 一定の目的で地域をいくつかに分割し、各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い、地域の傾向や実態を把握する。
エ 商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ、その累計比率から商品を三つのランクに分けて分析し、売れ筋商品を把握する。
解説:マーケットバスケット分析
マーケットバスケット分析とは、購買履歴を分析することで一緒に購入される商品の組み合わせを明らかにすることを目的とした分析です。マーケット(スーパーのような小売店)に行ったときにバスケット(かご)に一緒に入れるものは何かを考えます。
ただ具体的手法が決まっているわけではなく、一緒に購入されるものの組み合わせを探ることを目的とした分析の総称とされています。
以上を踏まえて選択肢を吟味します。
ア
同時に購入した商品の組み合わせを見つけることをめざしているので、マーケットバスケット分析といえます。
イ
地域を網の目状に区切ることから、地域メッシュ統計のことと言えます。
ウ
ある地域の実態把握のために反復調査をすることから、地域分析のことと言えます。
エ
販売金額や粗利という評価軸に基づき累計比率順に3グループに分類していることから、ABC分析といえます。
関連記事
令和4年度 ITストラテジスト午前2 全問リンク
問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問10
問11 問12 問13 問14 問15 問16 問17 問18 問19 問20
問21 問22 問23 問24 問25
コメント