令和3年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第6問を解説します。
問6:分析手法に関する問題
ファイブフォース分析は、業界構造を、業界内で競争が激化する五つの要因を用いて図のように説明している。
図中のaに入る要因はどれか。
ア 規模の経済性
イ 業者間の敵対関係
ウ 仕入先の集中度
エ 流通チャネルの確保
イ 業者間の敵対関係
ウ 仕入先の集中度
エ 流通チャネルの確保
解説
ファイブフォース分析とは、自社に対する業界内の脅威を分析することで、自社や競合の収益性や優位性を分析することに役立てる手法です。フォース(forces)とは脅威のことを意味しています。
ファイブフォース分析における5つの要因は次のとおりです。それぞれの力関係が強ければ強いほど収益性は低く、逆に弱ければ弱いほど収益性は高いとされます。
- 売り手の交渉力
- 買い手の交渉力
- 新規参入者の脅威
- 代替品の脅威
- 競合間の敵対関係 (既存の競合他社の脅威)
言い換えると次のような観点で業界や自社を分析するフレームワークと言えます。
- 売り手市場か?
- 買い手市場か?
- 誰でもできることか?
- 代わりはあるのか?
- 競争は激しいか?
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ファイブフォース分析の5つの要因を答えさせる問題は令和元年(2年前)にも出題されています。
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