令和3年度ITストラテジスト試験の過去問解説連載です。
この記事では午前2 第9問を解説します。
問9:マーケティング手法に関する問題
バイラルマーケティングを説明したものはどれか。
ア インターネット上で成果報酬型広告の仕組みを用いるマーケティング手法である。
イ 個々の顧客を重要視し、個別ニーズへの対応を図るマーケティング手法である。
ウ セグメントごとに差別化した、異なる商品を提供するマーケティング手法である。
エ 人から人へと評判が伝わることを積極的に利用するマーケティング手法である。
イ 個々の顧客を重要視し、個別ニーズへの対応を図るマーケティング手法である。
ウ セグメントごとに差別化した、異なる商品を提供するマーケティング手法である。
エ 人から人へと評判が伝わることを積極的に利用するマーケティング手法である。
解説:バイラルマーケティング
バイラルマーケティング(Viral marketing)とは、商品のユーザーがその体験や感想をもとに友人や知人に紹介するように促すマーケティング手法です。いわゆる口コミです。バイラル(viral)とは「ウイルス性の」という意味で、時間とともに爆発的に広がってゆくことからこのような名称で呼ばれます。
ア
成果報酬型のマーケティング手法はアフィリエイトです。一般にアフィリエイトでは、ユーザが広告を踏んで商品購入ページへ遷移し実際に購入した場合に、その広告を掲載していたメディア(ブログサイト運営者等)に報酬が支払われます。
イ
顧客ひとりひとりに個別の対応を図るのはOne to Oneマーケティングです。具体的な手法として次のようなものが知られています。
- レコメンデーション
ECサイト(ネット通販)で、「あなたへのおすすめ」や「この商品と一緒に購入されている商品」が表示されるのを見たことがあるのではないでしょうか。ユーザの購入履歴や閲覧履歴をもとに、興味をもっていそうな商品や関連商品を「おすすめ」する方法です。 - DM配信
メールや郵便でキャンペーン情報や優待をユーザに直接届ける手法です。 - リターゲティング広告
ユーザが他社サイトへ遷移しても、そのサイトの広告枠に自社商品の広告を表示する手法です。
ウ
セグメント(セグメンテーション)に分類して異なる商品提供をするのは、セグメント(セグメンテーション)内差別化です。一般に、同じセグメント内は同じ性質を持ち、異なるセグメントでは異なる性質を持つように分類されます。
エ
バイラルマーケティングの説明です。
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バイラルマーケティングの正しい説明を問う同じ問題が過去に出題されています。
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