ここ数ヶ月で急激に広まった在宅勤務ですが、急遽リピングの一角を職場にしている人もいるのではないでしょうか。この記事では急に在宅ワークをすることになった人が陥りやすい、やめたほうがよいことを取り上げています。
在宅勤務とは
会社のオフィス等の職場に出勤せず、自宅で就労することをさします。英語ではWFH(Work From Home)などと呼ばれ、欧米諸国のホワイトカラーで定着していることが知られています。
在宅勤務で陥りやすいポイントと対策例
仕事用スペースを急ごしらえで作らざるを得なかった人は多いのではないでしょうか。仕事に特化したオフィスとは異なる環境のため、知らず知らずのうちに効率を下げるようなことをしてしまっているかもしれません。次のようなことが当てはまる方は要注意です。
窓を締め切る
室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超えると、眠気を感じるようになると言われています。つまり仕事のパフォーマンスは低下する恐れがあります。
一般にオフィスの換気は見た目以上に強力です。オフィスは法令で定められた換気量や換気基準を満たすように設計されているので、従業員が普段気にすることはありません。
しかし自宅ではそれほど換気機能は考慮されていません。むしろ新しい住宅は気密性が高く設計されており、簡単に二酸化炭素濃度は1000ppmを超えてしまいます。
自宅では窓を開けるなどして意識して空気の入れ替えをして対応しましょう。
ちなみに、車のエアコン設定で外気循環が通常設定として推奨されるのも同じ理由です。車の室内は住宅よりも圧倒的に狭いですので、より注意が必要ということです。
リビングのソファでデスクワーク
座面が固定されない状態で長時間デスクワークをすることは避けるべきです。腰を痛めるリスクを高める行為です。デスクの高さや体格が合っているかどうかという以前の問題です。
ソファはくつろぐ目的の椅子なのでクッション性が重視されています。数時間のデスクワークで自分の体重をがっちり支えてくれるようにはできていません。実際、ソファに座ると沈み込みますよね。
だからといってダイニングチェアを使うのもおすすめできません。座面と背もたれが固めにできているので、せいぜい1時間が限度です。ディナーの時間もそれくらいではないでしょうか。
やはりデスクワークにはそれ用途の椅子を用意すべきです。とはいえ最近のオフィスで導入されるチェアは10万円を超えるようなものもあり、自分で購入するには躊躇してしまうかもしれません。そこでおすすめできるのは、ゲーミングチェアです。
ゲーミングチェアはゲーマーが長時間のゲーム(ある意味デスクワーク)をすることに特化した椅子なので、在宅ワークでも十分代用可能です。プレミアムモデルでなければ2万円台からと、手の届く価格帯が多いこともおすすめの理由です。
寝起きの姿のまま勤務開始
着替えましょう。自宅周辺でよいので、できれば10分から20分ほど散歩してから在宅ワークを始めましょう。
いくつか理由はありますが、主なものは次のとおりです。
- 大きく動くことで、すみやかに覚醒を促す
- 仕事のON/OFFの切り替えを促す
- 体内時計の調整をする
いずれも気持ちの問題だと思うかもしれませんが、適度な緊張感を持って仕事に取り組むことはパフォーマンス向上に大きく寄与するはずです。
まとめ
- 意識的に換気をする
- デスクワーク向きの椅子を使う(おすすめはゲーミングチェア)
- 緊張感を適度に持つ
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